|
- 展示内容
- 室町時代の文明3年(1471)、東常縁(とうつねより)から宗祇へ「古今伝授」が行われました。古今伝授とは、古今和歌集についての秘説の伝授であり、このときは2回にわたって行われ、初度は三島で、後度は三島または常縁の地元である美濃国郡上(岐阜県)で行われました。戦乱の絶えない当時、東常縁は幕府の命により三島に滞陣していたため、三島の地で古今伝授が行われました。中世の三島は三嶋大社の門前町として発展し、また、東西交通の要地にあり、古今伝授のような文化的な交流が生まれやすいまちであったといえます。今回の展示は、令和6年5月に三島市観光協会と郡上市観光連盟との間で「古今伝授のまち」推進に係る連携協定が結ばれたことなどを契機に三島が「古今伝授のまち」であることを多くの方に知ってもらうため、古今伝授の内容や三島で行われた歴史的な経緯等を紹介するものです。
- 関連図書
- 『百人一首と古今伝授-古今伝授のまち三島からその源流をさぐる-』 三島市郷土資料館編 三島市郷土資料館
- 『連歌師宗祇の実像』 金子金治郎/著 角川書店
- 『連歌師という旅人』 廣木一人/著 三弥井書店
『宗長日記』柴屋軒宗長/著 島津忠夫/校注 岩波書店 ほか
資料一覧はこちら
-
|