図書特別整理とは?
- 掲載日2023年10月29日
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図書特別整理中に行っていることは?
図書特別整理の休館中には、蔵書点検という作業を行っています。蔵書点検とは、いわゆる「棚卸」作業です。資料のデータを機器で読み取り、所蔵資料が紛失していないか、本来あるべき場所に正しく配列されているか照合します。具体的にどのようなことを行っているのか順番に説明します。
蔵書点検の流れ
配列する
すべての資料を、資料につけられた番号順(請求記号順)に正しく並べ直します。資料を手にとって利用した方が、元と違う場所に戻されることもあり、棚の配列が乱れています。資料を利用する際、あるべきところにないと、見つからないことになってしまいますので、 配列を丁寧に行います。
ICタグを読み込む
すべての資料のICタグもしくはバーコードを専用の機械で読み取ります。
突き合わせる
読み取ったデータと元のデータ(所蔵データ)を突き合わせ、リストを出力します。データ上あることになっているが書架にない資料、配架が間違っている資料の一覧が出てきます。配架間違いの資料は、正しい場所に戻します。
探す
データ上あることになっているのに書架にない資料のリストを元に、読み込みもれがないか、書架をよく探します。探しても見つからない資料が、不明資料となります。
その他の作業
蔵書点検の他に、除架や棚の移動作業など通常ではできない作業を行います。
皆さんの共有財産である資料を管理し、確実かつ迅速に提供できるようにするため欠かせない作業です。皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解いただきますようお願いいたします。