ボイスキュー2022年3月

ボイスキュー

ボイスキュー2022年3月

春は卒園・卒業、入園・入学・進級の季節です。児童コーナーの企画展示で貸出している春のお話や新しい生活についての本を紹介します。

だいどころにもはるがきた

 台所のすみの段ボールからなにやらにょきにょき。棚につるした網袋や、棚の上の買い物かごからも何かがのびています。伸びていたのは野菜の芽。台所に置かれたじゃがいもやたまねぎ、キャベツから芽がでていたのです。ざるの中のブロッコリーやネギに大根、ニンジンにも花が咲いています。家の中にも、春はやってきているのですね。春に読みたい1冊です。


くんちゃんのはじめてのがっこう

 こぐまのくんちゃんは今日から1年生です。学校に行くのがうれしくて、学校に向かう途中に出会ったミツバチやコウモリ、ビーバーに「ぼく学校へ行くんだよ。」と声をかけます。でも、教室に入り授業が始まるとくんちゃんはだんだん不安になっていきます。そして、思わず外に飛び出してしまうのですが…。初めての学校は楽しみだけど不安もあってドキドキしているのではないでしょうか。そんな新1年生になる子どもにおすすめの本です。「くんちゃん」シリーズの1冊です。


はなをくんくん

 寒く厳しい冬を過ごした、のねずみやくま、りすたちが何かを感じて目を覚まします。やがて「はなをくんくん」させながら、みんないっせいに、においのする方へ走り出します。繰り返される響きのある言葉と、白黒で描かれた動物たちの生き生きとした姿に、暖かい春への喜びを感じる絵本です。