ボイスキュー2014年9月

ボイスキュー

ボイスキュー2014年9月

アノヒカラ・ジェネレーション-東日本大震災と東北の若者-

東日本大震災から3年の月日が流れました。

東北の大学に通う学生である著者が、東北の若者9人にインタビューしました。18歳という多感な時期に震災を経験し、進路選択に多大な影響を受けた彼らの今を伝えます。

若き日の3年間というのはこんなにも密度が高いものかと、思い知らされます。

夫夫円満-HUSBANDS-

同性婚を果たした元ブラジル空軍航空管制官エマーソンと、大阪・神戸アメリカ総領事館総領事パトリック。日本で出会った2人が、彼らの歩んできた道や、「夫夫(ふうふ)」として過ごす日々について綴ります。

日本と長い期間関わってきたパトリックは、日本社会がすこしずつ他者に理解ある方へ変わってきていることを肌で感じているようです。

子を看るとき、子を看取るとき-沈黙の命に寄り添って-

やっと誕生した待望のわが子は、生死の境にあった。一命を取り留めたものの、意識も自発呼吸もない。かけがえのない、しかしぎりぎりの毎日…。

父であり読売新聞の記者でもある著者が、娘の闘病、取材で出会った病床の子どもたちと家族の姿を綴ります。

闘病記を執筆した新聞記者としては、当館の図書館講座にもおいでいただいた朝日新聞の上野創さんが有名ですが、こちらは自身ではなく、娘さんの闘病記なので、さらに胸に重くせまるものがあります。