ボイスキュー2013年3月

ボイスキュー

ボイスキュー2013年3月

写真

詩人・谷川俊太郎による52の写真と短い文章を収録。

著者は、ここに写っている人々、撮った私、それぞれの時間は現実のうちにあるが、同時に想像力のうちにしかないとも言えるのではないか? という大きな問いを投げかけてきます。写真家飯沢耕太郎による解説も印象的です。

僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。―東大発バイオベンチャー「ユーグレナ」のとてつもない挑戦―

ミドリムシは動物と植物、両方の性質を持ち、地球上の食料・環境・エネルギー問題をすべて解決する生物として注目を浴びています。

この本は世界で初めて「ミドリムシの屋外大量培養」に成功し、ダボス会議「ヤング・グローバル・リーダーズ」にも選出された著者の奮闘の記録です。バングラデシュの食糧事情に驚いた著者は、ミドリムシに地球の将来を託すため、東大卒一流銀行勤務の生活を投げ打ち、起業します。

ビジネス書であり科学書でもあるこの本は、ひとりの若者を主人公にした素晴らしき仲間たちの青春の記録でもあります。

闘病記専門書店の店主が、がんになって考えたこと

「パラメディカ」は、日本で唯一の闘病記専門古書店です。図書館でもお世話になることがあります。

著者は乳がんで妻を失ったことからこの店を開きましたが、今度は自身が大腸がんと闘うことになりました。自らの闘病や闘病記探しの日々を綴るほか、妻の乳がんとの戦いを夫の視点で描きます。病名別に分類されたおすすめ闘病記リストも掲載されています。

本になじみのない方でも、自分や家族が病気になったときには様々な本を手に取ると思います。三島市立図書館では、医療情報に力を入れております。もしもの時には是非ご来館ください。