ボイスキュー2024年3月
ボイスキュー
ボイスキュー2024年3月
大河ドラマのおかげで「源氏物語」の話題をよく耳にするようになりました。新刊や復刊などで関連書もたくさん出版されています。この機会にぜひ手に取ってみませんか?
源氏物語 上中下(日本文学全集)
ここ最近の現代語訳としては一番読みやすいと評判です。通読を目指している方はぜひお手に取ってみてください。
乙女のための源氏物語 上下
老婦人が孫娘らに語り聞かせるという形式を取った源氏物語の入門書になっています。著者は少女小説の第一人者・吉屋信子。光源氏と女性たちの華やかなりし日々を照らし出す。長く絶版になっていましたが、今回改めて出版されました。
女人源氏物語1~5
もし源氏物語の作中の女性たちが自由に語り始めたら…。千年の時を越えて読みつがれる華麗なる王朝絵巻「源氏物語」を、女性たちの一人称で描き直す「瀬戸内源氏」。
この世をば-藤原道長と平安王朝の時代-上下
藤原兼家の三男に生まれた道長は、才気溢れる長兄の道隆、野心家の次兄の道兼に比べて、平凡で目立たない存在だったが…紫式部や清少納言らも鮮やかに描いた王朝歴史小説の定番です。このたび、文庫化されました。
殴り合う貴族たち-平安朝裏源氏物語-
従者の生首を持ち去り、受領たちを袋叩きにし、平安京を破壊。殴られる天皇、犬に喰われた皇女…。藤原実資の日記「小右記」に記された暴力と凌辱の平安朝。源氏物語には描かれない、雅な都の知られざる暴力事件を読み解く。