ボイスキュー2015年5月

ボイスキュー

ボイスキュー2015年5月

子どもはみんな問題児。

子どもの大好きな「ぐりとぐら」の生みの親、中川李枝子さんによる育児書です。 

ユニークな目次に注目してみてください。『どの子もみんなすばらしい問題児』『子どもはたいがい臭いものです』など、子育てに悩むお母さんの心がほぐれるメッセージがたっぷりつまっています。

発行部数が少なかった上に、NHKの朝の番組で紹介され、あちらこちらで在庫薄になっているようです。こんな本こそ、図書館をご利用ください。

14歳からのケンチク学

建築学は理科系の学問ですが、芸術的な側面ももち、歴史学も内包し、社会との関わりも大きいものです。一般の方にもわかりやすいよう、中学・高校で学ぶ授業の枠組にあてはめながら、建築のおもしろさを紹介します。

知って役立つ民俗学-現代社会への40の扉-

編者は、民俗学の衰退を常に憂慮されている福田アジオ氏です。

そのためでしょうか。こちらの本は「縁側って何?」「なぜお守りをもつの?」といった素朴な疑問から、親の介護など現代の社会問題まで、民俗学の視点から日本の暮らしを捉え直す入門書となっています。

学問として成立しているものは、普通の生活をしている方々の人生に新しい視点をあたえてくれるはずです。どうぞ、こちらの本をきっかけに民俗学への扉を開いてみてください。