ボイスキュー2012年4月
ボイスキュー
ボイスキュー2012年4月
仙台ぐらし
仙台在住の作家・伊坂幸太郎さんのエッセイ集です。
仙台の出版社が出している雑誌『仙台学』に連載されたエッセイをメインに、震災後のエッセイと短編小説「ブックモビール」も加えて収録されています。
“ブックモビール”というのは、古い図書館用語です。現在は“移動図書館”と言い換えられており、三島市ではジンタ号がこれにあたります。
このタイトルからもわかるように、繊細に選ばれた言葉が、石巻を舞台にした物語を淡々と綴ります。主となる登場人物のひとりは、静岡からやってきたボランティアという設定です。
ちなみに、先代のジンタ号が宮城県気仙沼市で活躍しているのは皆さんご存じでしょうか?
三島市の移動図書館ジンタ号は2011年2月に4代目の新しい車両になりました。3代目は南アフリカ共和国に譲られることになり、整備点検を受け、東京有明埠頭で出港の日を待っていました。
しかし3月11日の震災により、急遽、復興のため活用されることになりました。7月27日に引渡式が行なわれ、気仙沼市に新しい車両が届くまでの間、現地で活躍し続ける予定です。
東北地方太平洋沖地震の発生から1年が経ち、出版される関連本も多種多様になってきました。