ボイスキュー2019年8月

ボイスキュー

ボイスキュー2019年8月

令和元年度第1回図書館講座「戦国北条氏の城を歩く」(9月7日開催)にあたり、講師の伊東潤さんの作品を紹介します。
講座についてはこちら

悲雲山中城-戦国関東血風録外伝-

伊東潤さんが最初に書かれた作品です。戦国武将小田原城主北条氏の初代早雲公は今年で没後500年の節目を迎えます。北条氏五代100年にわたり関東を制圧した中で、山中城は小田原城を守る城として築かれました。その神算鬼謀をかたむけて縄張りした山中城を舞台に、坂東小田原武士が誇りをかけて戦った物語です。

戦国北条記

北条早雲による伊豆平定から、小田原で豊臣秀吉に屈するまでの興亡の歴史が最新の研究の成果を盛り込んだ内容で書かれています。時代ごとにまとめられた
勢力図や系図が多く載っています。北条五代について「合戦」と「外交」を軸に、北条氏五代100年がどのようなものであったかを知ることができます。

家康謀殺

伊東潤さんの最新刊です。信長、秀吉、家康の天下人が仕掛ける情報戦、桶狭間の戦いから大坂の陣まで、戦国時代の合戦や主要事件をまとめた戦国小説集です。タイトルとなっている「家康謀殺」は天下統一の目前、家康に仕えるものの中に刺客が放たれ、輿丁の吉蔵が誰なのかを探るように命じられます。ミステリー仕立てに書かれています。