ボイスキュー2019年4月

ボイスキュー

ボイスキュー2019年4月

新元号の出典元になった万葉集が注目を集めたことで、書店では万葉集が売り切れ続出のようですね。
図書館本館では、企画展示~「平成」から「令和」へ 出典は万葉集~を開催しています。今話題の万葉集を中心に、大伴旅人や大宰府に関する資料も取り揃えています。
図書館は、平日19時まで開館しています。仕事帰りのひととき、立ち寄ってみませんか?

私の万葉集-2-

三島市出身の詩人・故 大岡信さんは、万葉集の研究でもその名を知られていました。こちらの資料は大変読みやすい新書となっております。この機会にぜひ、手に取ってみてはいかがでしょうか。
また、この本には、新元号「令和」の典拠となった、万葉集の「梅花の歌三十二首の序文」が記載されています。今回の三島市立図書館の企画展示では、序文が記載されている資料については、ポップをつけてわかりやすく表示してあります。

大岡信の万葉集展 -旅人と憶良-

残念ながら閉館してしまった、大岡信ことば館でかつて開催された万葉集展をまとめたものがこちらの資料です。
生前、大岡信さんは「万葉集は実に不思議な歌集です」と言っていました。その理由を一つあげるとすれば「万葉集の中には、その後の日本の詩歌がたどってきた紆余曲折の歴史の、根本的に重要なところが、ほとんどすべて、萌芽状態ですでに存在しているということです」と。
ぜひ、大岡信・古典詩歌論の集成をご覧ください。

大学的福岡・太宰府ガイド-こだわりの歩き方-

先ほどからご紹介している「序文」は、8世紀前半に「大宰府」(現在の福岡県太宰府市内)で開かれた「梅花の宴」の時に詠まれた歌32首につけられたものです。今、注目を集めだした「大宰府」の見どころを、各分野の専門家がわかりやすく案内してくれます。